ドライクリーニングについて説明します。
ドライクリーニングとは、わかりやすく言いますと
家庭洗濯では洗えない衣類を洗うことができます。
ウールやシルク素材がグルングルン洗えます。
背広・スーツをガラガラ洗えます。
着物もいちいち反物に解かなくても原形のまま洗えます。
ドライクリーニングの”ドライ”とは、水を使わず溶剤(油)で洗濯するという意味から、”ドライ”となったようです。
ドライクリーニングの洗濯目的は
1)衣類原型を保ち
2)寸法収縮を抑え
3)色合い変化も最小に
4)仕上げ作業性が水洗濯より効率的なので、安価なクリーニング価格を実現できます。
汚れ落ちの油成分は良く落ちますが、汗などの水溶性の落ちには不向きです。
油汚れとは、皮脂、脂肪酸、機械油、バター、ファンデーション。。。など
溶剤の乾燥不十分も要注意です。
当社では、汗汚れをドライだけで集中洗浄する場合は
“汗とりドライ”のトッピングをご案内させてもらっています。
ドライクリーニングのマニアックな説明をもう一つ!
ドライ溶剤を瞬時にクリーンにできる技術です。
この技術が、”カートリッジフィルター”です。
このフィルターの中身は活性炭がビッシリ詰め込まれています。
ドライクリーニングの方法は、家庭洗濯とは大きく違いススギ工程がありません。
ススギに近いことはできますが、原則、工業用排水・下水などに捨てることはできません。
ろ過クリーンをした溶剤は、再度洗っている洗濯ドラムへ送り込みます。
これらを運転中、何度も繰り返すことで
ススギ工程のいらないドライクリーニングを実現できます。
”リサイクル”です。
そしてこの業務のポイントが
”カートリッジフィルター”の管理となります。
運転回数を悪戯に増やすことは可能ですが
溶剤をクリーンにするパワーはどんどん下がっていきます。
節約とは言えない、節約に。。
長持ち重視はコストダウンになりますが
寿命を超えて使用するのは、当然、衣類洗浄には適さないです。
当社のカートリッジ寿命は、「汚れてから交換する・・」としていません。
「汚れる前」、いわゆる寿命の前に、早めに交換しています。
万が一、交換時期が予定より少しでも遅くなった場合は
バックアップのろ過装置も別オプションで取り付けています。
”スーパークリーンエース”
こちらの中身も活性炭でビッシリです。
ベタつき感のない、サラサラ感を取り戻す・・・
お客様の衣類洗浄にバラツキのないことを一番大切にしております。
ご利用頂いたお客様の衣類が
着用される時にいつもベストな状態を目指します。